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パルミチン酸とは

パルミチン酸 とは

パルミチン酸は化粧品などの成分表示でよく見かけるので、名前だけは知られていますね。
中学校の理科の実験では、融点が扱いやすい性質から状態変化とか単分子膜を使う分子量測定などに利用されており、お目にかかったことがある方もいるかと思います。
ところがパルミチン酸にはどんな働きがあるのか、どんな成分なのか詳しく知らない人が多いかもしれません。
ここでは、実際どのような性質なのか、どのように使われているのかを見ていきたいと思います。

パルミチン酸とは?

動植物中に存在する高級脂肪酸(飽和脂肪酸)

パルミチン酸パーム油等を鹸化して得られる 高級脂肪酸 です。
パルミチン酸は、グリセリン脂肪酸エステルとして動植物中に広く存在しています。

高級脂肪酸は、化学構造から見ると炭素数が12以上の長鎖脂肪酸と呼ばれ、この炭素数が大きいと融点が高くなります。
パルミチン酸は常温では個体ですが、融点は63.1度で扱いやすい温度で液体になるので理科の実験にも重宝すると言うわけです。

飽和脂肪酸で酸化しにくくビタミンAを安定させる

またパルミチン酸は、飽和脂肪酸で酸化しにくい性質を持っています。
その為、ビタミンA を安定させる働きを持つ成分であることから様々な化粧品に使われています。
パルミチン酸は、化粧品では乳化剤の役割としています。

パルミチン酸の特徴は?

ビタミンAは酸化しやすい不安定な性質を持っています。
パルミチン酸は抗酸化作用を持っているので、ビタミンA安定させることができます。
ただしパルミチン酸自体は代謝されにくく体内にたまりやすい成分です。
外用での使用だけで過剰摂取となる可能性は低いのですが、脂肪酸全体として適量での使用が望ましいと言えます。

パルミチン酸の効果・効能は?

パルミチン酸の抗酸化作用はビタミンAを安定化させ、シワができるのを抑えてくれる働きがあります。
またパルミチン酸には過剰な皮脂を分泌しにくいようにする働きがありニキビが増えるのを防ぎます。
合わせて善玉コレステロールを増加させる働きで、動脈硬化を予防します。
こういったことから肌の老化を防ぐ成分ということができます。

パルミチン酸が石鹸に配合されていると何がいいの?

パルミチン酸のメリット

石鹸の原料となる油脂では牛脂やパーム油が代表的ですが、
これらの油脂にはパルミチン酸が多く含まれています。
パルミチン酸などの脂肪酸から作られた石鹸は皮脂の主成分であるスクワレンを上手に洗ってくれます。

反対にパルミチン酸は、皮膚のコレステロールはあまり洗い落とすことができません。
コレステロールは、細胞間脂質の主成分になっていて、細胞間脂質は角質層の隙間を埋め天然保湿成分が肌から逃げないように守る物質なので、
洗い流しすぎると肌の保湿が奪われることになります。
つまり細胞間脂質は肌に残してくれるので、お肌を守りながら洗うことができます。

以上のような性質からパルミチン酸の石鹸は、皮脂の分泌が気になる肌を清潔に保つことができます。
肌質そのものは選ばないので普通肌、脂性肌だけではなく乾燥肌でも使うことができます。

パルミチン酸のデメリット

パルミチン酸を多く含む牛脂やパーム油のみを原材料とした石鹸は、通常の洗浄に利用する水の温度が30度では、溶けにくい性質を持ちます。
その為、もう少し低温の水でも溶けやすい油やパーム核油の石鹸をミックスする必要があります。

パルミチン酸は石鹸以外にどんなものに使われているの?

パルミチン酸の代表的な用途は石鹸などの洗浄剤ですが、他にも使われています。
乳化する必要のあるクリームや乳液、ファンデーションなどの質感つまり肌触りを改良する役割で配合されることも多く見られます。
フェイスケアだけでなく、ヘアケア用品にも使用されます。

まとめ

パルミチン酸は、私たちの体内にも存在していて身近な成分であることがわかりました。
パルミチン酸の入っている石鹸なら乾燥を防ぎながら洗うことができ、肌質も選ばないということで普段使いに良さそうですね。
自分の肌に合っていて、肌トラブルの少ない成分の石鹸なら安心して清潔な肌を保つことができていいですね。
使いすぎには注意しながら上手に使用してみてください。

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