The SOAP BARでは固形石鹸の商品や豆知識をご紹介します。

中和法とは

石鹸の製造方法の一つでもある、「中和法」。
工場での製造に向いているといわれる理由など、中和法や他の製造方法との違いについて簡単にご紹介します。

中和法について

私たちが普段使っている石鹸には、いくつもの製造方法があります。
中和法もその中の一つです。
石ケン素地を作る時に油脂を用いるのを釜炊き法(ホットプロセス)と言い、脂肪酸を用いるのを中和法と呼んでいます。
それぞれ、出来上がった石鹸の使い心地に特徴があるようです。
ここでは、石鹸の製造方法の一つである「中和法」についてご紹介していきます。

中和法って、どんな方法なの?鹸化との違いは?

石鹸には2通りの製造方法があります。
それは、「鹸化」と「中和法」です。
鹸化というのは、油脂に苛性ソーダや苛性カリを加えて反応させていく方法です。
今流行りの、手作り石鹸で使われる方法がこちらです。

これに対して中和法は、工場での大量生産に向いている製造方法だと言えるでしょう。
中和法で使うのは、油脂に含まれている脂肪酸です。
油脂を分解して、脂肪酸とグリセリンに分け、そのうちの脂肪酸だけを使うのです。

中和法を使えば、純度の高い石鹸が作れる

鹸化法の場合、不純物がたくさん入った状態の石鹸が出来ます。
純度を高めることも出来ますが、そのためには「塩析」という手順を踏まなくてはなりません。
少し手間が掛かってしまうということです。

その点、グリセリンなどの不純物を分離させ、脂肪酸だけを取り出して使用する中和法では、塩析をしなくても最初から純度の高い石鹸が出来るのです。
効率が良いということは、それだけ低コストで済むということで、工場の大量生産で使われる方法となっています。
低コストで生産できるので、販売価格も安くなるというメリットがあります。
また、品質が安定しているという特徴もあります。

デメリットは、中和法を使える脂肪酸が限られていること

中和法にもデメリットがあります。
それは、使用できる脂肪酸が限られていることです。
脂肪酸の元になっている油脂は、安く手に入り供給が安定しているオリーブオイルやヤシ油など、種類が限られています。ですから、敏感肌用など、様々な肌質に合わせた脂肪酸を選択しにくい状況だと言えます。
その他のデメリットとしては、中和法で製造できる工場が限られていることもあります。

まとめ

ここでは、石鹸を作る製造方法の中の「中和法」についてご紹介をしました。
大きな特徴は、石鹸を作る時に脂肪酸を使う事です。
そのために、油脂を分解して脂肪酸とグリセリンに分けます。
不純物が取り除かれた状態になるので、高純度の石鹸を作る事ができます。
低コストで生産できるので安価な石鹸が多いのですが、使える脂肪酸が限られている事もあり、敏感肌の場合は刺激を感じる人も多いようです。

>固形石鹸に特化した石鹸情報 まとめサイト

固形石鹸に特化した石鹸情報 まとめサイト