美白成分 とは
白く透き通る美しい肌は、女性ならきっと誰でも憧れることでしょう。
美白を目指し、日々スキンケアに励む女性も多いことだと思います。
美白に有効な成分を配合した化粧品は多く、配合されている成分や量によって効果が違ってきます。
ここでは、美白成分とは何かを説明するとともに、代表的な美白成分についてご紹介していきます。
美白成分 とは?
5つの条件のいずれかを満たすもの
美白成分という文字を見ると、「肌を白くする成分」と思う人が多いと思います。
結果的には肌が白く見えるようになるのですが、厳密には少し違います。
美白成分と言うのは、次の5つの内、一つまたは複数を満たすものを指します。
1、紫外線で黒化メラニンが作られるのを防ぐ
2、ストレスで黒化メラニンが作られるのを防ぐ
3、黒化メラニンをターンオーバーに乗せない
(表皮ケラチノサイトに送られたメラニンを、取りこませないようにする作用)
4、黒化メラニンをターンオーバーに乗せる
(メラノソームに蓄えられたメラニンが、表皮ケラチノサイトに滞留するのを防ぐために、メラニンの排出を促進)
5、黒化メラニンの色を薄くする
美白成分の役割は、現在の肌の色を維持すること
美白成分に期待出来る効果を簡単に言うと、
「紫外線によるメラニンの生成を抑えることで、シミやそばかすを予防する」ことです。
要するに、シミやそばかすの予防効果があるのが、美白成分です。
ですから、出来てしまったシミやそばかすには、効果がない場合が多いでしょう。
シミやそばかすは消せないにしても、使い続けることで本来の肌色に近づくことは出来ます。
本来の肌色とは、お腹などの服で隠れている部分のことです。
顔の色がくすんで見えるような場合には、美白成分が有効でしょう。
美白成分には、たくさんの種類がある。
美白成分には、とてもたくさんの種類が存在します。その中から、代表的なものをご紹介します。
ビタミンC誘導体
ビタミンCは、単体だと不安定な成分です。それを吸収しやすく変えたのがビタミンC誘導体です。
アルブチン
コケモモの成分で、チロシナーゼを抑制してメラニンが作られるのを抑えます。
プラセンタエキス
馬の胎盤から抽出したエキスです。チロシナーゼを抑制し、メラニンが作られるのを抑えます。
代謝アップ効果により、メラニンを排出しやすくします。
カモミラエキス
カモミールからとれる成分で、メラニンを作る指令を止める働きがあります。
まとめ
今回は、女性なら誰もが気になる「美白成分」についてご紹介いたしました。
美白成分 とは 、メラニンの生成を抑えたり、排出を促進させたりする作用のあるものです。
また、黒化したメラニンの色を薄くしたりもします。
美白成分は、シミやそばかすの予防に効果的な成分であって、今あるシミやそばかすを消すのは難しいです。
ただ、本来の肌色に近づけることが出来るので、顔色が明るくなったりするでしょう。
美白成分にはたくさんの種類があります。
これらの成分が配合された化粧品を、上手に使うことが大切です。